よもや、朔風払葉に桜吹雪に吹かれようとは
朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日。
赤や黄色の木の葉が舞う中、
四季桜で有名な愛知県小原村へドライブ。
四季桜公園に車を駐めて周辺の散策に出ると、
5分も経たないうちに雨が降り出した。
なんとしたこと、用心のために持ってきた傘は車の中。
通りがかりのお寺の山門で雨宿りをさせていただいた。
そこからの眺めがとても素晴らしかった。
雨がすぐ上がり、適当に歩いていると
「小原四季桜まつり」の会場に偶然行き当たった。
なんの予備知識も入れず行き当たりばったりにしては上出来。
家康の腰掛石があるという神社の手前で、またもや雨が降り出した。
鳥居の先が薄暗くて寄る気になれなかったが、雨足が強くなってきた。
ええい、ままよと鳥居を潜ったその先で、目にも鮮やかな紅葉が出迎えてくれた。
(実際はもっと鮮やかなオレンジでとっても綺麗だった・・・)
雨が上がり、家康の腰掛石を「ふ~ん」と眺め、
神社で雨宿りさせて頂いたお礼をして散策を続行。
紅葉と桜の香気にクラクラして、なんとも不思議な感覚に陥った。
(紅葉と桜と柿・・・なんとも不思議な構図・・・)
小1時間ほど歩いて四季桜公園に戻ると、
ご夫婦やカップルがベンチに腰掛け、おにぎりやお弁当を食べていた。
一人旅の気楽さで、なにも用意してこなかったので帰ることにした。
公園の駐車場から出た途端、一陣の風がさぁ~っと吹き抜け、
桜の花びらが舞い散った。
「わぁ~!桜吹雪!!」
よもや、朔風払葉に桜吹雪に吹かれようとは思わなかった。
桜吹雪に吹かれると「わぁ~!」と言ってしまうのは私だけかしらん。