早朝川沿い散歩Ⅲ
「明日も朝歩く」と母。
「ん、分かった」と私。
翌日も朝5時に起きて、母と川沿い散歩へ。
「昨日より沢山カルガモが浮いてるね」と私。
「気持ち良さそうでいいね」と母。
「あれは、川鵜。
あれは、川鷺」
「のどかだね」
「のどかだね」
「お母さん、かかとが真っ赤だよ。痛くない?」
「痛くない」
「皮が剥けると、すごく痛くなるよ」
「大丈夫」
「この最後の階段が一番きついね」
「きついね」
「ゴゴゴゴゴゴゴ」
「グラッ」
地震だ!
「お母さん、今地震じゃなかった?」
「ゴゴゴゴゴゴゴって音がして揺れたよね?」
「うん、ゴゴゴゴゴゴって音がして
何かなと思ったら揺れたね。地震だね。」
考えること。
靴擦れが出来やすいところ。
「ゴゴゴゴゴゴゴ」
間違いなく私は母の子だわ。